「未経験歓迎!」の少年野球コーチング

野球経験のない(少ない)自分に何が教えられるのか・・・そんなお父さんコーチに!

低学年のフライ練習法①

 

ゴロが捕れるようになったら次はフライ。といきたいところですが、低学年にとってフライは難敵です。落下地点の予測にはある程度の経験が必要なのと、上から落ちてくるボールにはどうしても恐怖心がでてしまいます。

 

逆にいえば、「落下地点に入る経験値」と「恐怖心の払拭」ができればフライを捕れることになります。そこでおすすめなのが、カラーボールを使った練習です。手順は簡単。コーチがカラーボールでフライを投げてそれをキャッチ、するのではなく、おでこでヘディングする。ただそれだけです。

 

手で捕ろうとすると、手を伸ばして体から離れた位置で捕ろうとしてしまい、よくない癖がついてしまいます。だから、おでこでヘディング。グローブでフライを捕るときもおでこの上辺りで捕ることになるので、落下地点への入り方や正しい位置でキャッチする感覚が自然と身につきます。ヘディングするのが怖いという子は、おでこの上にグローブを持つほうの手を置いてもオッケーです。

 

ヘディングに慣れてきた子には、前後にふってみたり、両手キャッチさせるなど、飽きないようにレベルを上げていってください。前回のエントリーで紹介した得点制を取り入れてもいいでしょう。「オッケーの声を出す」「落下地点に入る」「おでこの真ん中でヘディングする」あたりが加点ポイント。さらに「おでこでバウンドさせたあとに両手キャッチ」までできたら100点満点!としたら大盛り上がり間違いなしです。

やってみるとわかりますが、子どもたちは練習というより遊び感覚でキャーキャー言いながらフライを追いかけます。楽しみながら夢中になって、知らず知らずのうちに上達している。低学年には理想的な練習メニューだと思います。ぜひお試しください。

次回は、そこからさらに発展させたフライの練習方法をご紹介します。

では、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。