「未経験歓迎!」の少年野球コーチング

野球経験のない(少ない)自分に何が教えられるのか・・・そんなお父さんコーチに!

野球経験ゼロだからできること

こんにちは、Sコーチです。

 

前回のエントリーでも書きましたが、私自身は少年野球までしか野球の経験はありません。中学はバスケ部、高校はハンドボール部でした。

 

野球経験ほぼゼロです。

 

そんな私でも、いや、そんな私だからこそ、経験者の方たちに比べてひとつアドバンテージに感じていることがありました。

 

それは、子どもと同じレベルで野球ができること。

 

例えばバッティングを教える際に使う「開きが早い」や「ドアスイング」などの野球独特の表現は、子どもたち同様、私もチンプンカンプンでした。ネットや書籍でその意味を調べ、自分でもわかる言葉に“翻訳”し、子どもたちに伝える。経験ゼロだからこそできる子ども目線でのコーチングです。

 

また、試合で静かになると「声だせー!」と大声をあげるコーチがいます。選手は一瞬「おーい、おーい」と声を出しますが、またすぐに元の静寂に。これも経験ゼロの私からすると「なんて声を出せばいいの?」「それがわからないから声ださないのでは?」となります。家に帰って【声をだす意味】から調べて【攻撃・守備それぞれの声だしのバリエーション】をまとめ、翌週の練習で子どもたちに伝える。それをやって初めて「声だせー!」は意味をなすと思うのです。

 

これらはほんの一例で、大人が思っている以上に子どもには伝わっていないことが、少年野球の現場には山ほどあります。それに気づいてあげることが、未経験コーチの一番の存在意義だと思っています。経験がないからと尻込みせず、子どもたちの目線でコーチングを楽しんでください。

 

では、今日はこれくらいで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

このブログについて

はじめまして。Sコーチと申します。

 

少年野球でのコーチ・監督の経験は合計7年。いまは二人の息子の中学&高校野球の試合観戦が中心で、OBとして外から少年野球の現状を見ている立場です。

 

はたから見ていても顕著なのが、ここ2~3年での少年野球チームの減少。もっと前からその傾向はありましたが、急速に拍車がかかっている印象です。プロ野球高校野球だけを見ていると野球人気はまだまだ健在に見えますが、その将来を荷う子どもたちがプレーする少年野球は危機的状況。ライバルとして競っていたチームが部員不足のため休部、、そんな話を聞くとOBとはいえ寂しい気分になります。

 

私自身、少年野球にはとてもお世話になりました。妻もいっしょに家族全員で喜怒哀楽を共有し、「家族の青春時代」といってもよい時間を過ごすことができました。その少年野球のために何かしたいな、というのがこのブログをはじめたきっかけです。

 

私の強みは「野球経験が少年野球までしかないこと」です。高校、大学まで野球をされていた方には笑われるかもしれません(汗)。しかし経験が無いからこそ、負い目や引け目を感じることがないよう野球の技術やコーチングについて知識を吸収し、それをグラウンドで試行錯誤してきました。決して人に自慢できるような実績などはありませんが、私と同じように「野球経験がない(少ない)」方には少なからずお役に立てるはずです。

 

そして欲をいえば、野球経験者の方にも見てほしい。経験者だからこそ見えないこと・気づかないことがきっとあると思うんです。経験の有無に関わらず「よりよい指導者」を目指している方に、そのヒントのひとつとしてこのブログが届けば幸いです。

 

「よりよい指導者」と「よりよいチーム」が増えて、少年野球を始める子が一人でも多く増えますように。そんな願いを込めて、これから書かせていただきます。

 

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。