野球経験ゼロだからできること
こんにちは、Sコーチです。
前回のエントリーでも書きましたが、私自身は少年野球までしか野球の経験はありません。中学はバスケ部、高校はハンドボール部でした。
野球経験ほぼゼロです。
そんな私でも、いや、そんな私だからこそ、経験者の方たちに比べてひとつアドバンテージに感じていることがありました。
それは、子どもと同じレベルで野球ができること。
例えばバッティングを教える際に使う「開きが早い」や「ドアスイング」などの野球独特の表現は、子どもたち同様、私もチンプンカンプンでした。ネットや書籍でその意味を調べ、自分でもわかる言葉に“翻訳”し、子どもたちに伝える。経験ゼロだからこそできる子ども目線でのコーチングです。
また、試合で静かになると「声だせー!」と大声をあげるコーチがいます。選手は一瞬「おーい、おーい」と声を出しますが、またすぐに元の静寂に。これも経験ゼロの私からすると「なんて声を出せばいいの?」「それがわからないから声ださないのでは?」となります。家に帰って【声をだす意味】から調べて【攻撃・守備それぞれの声だしのバリエーション】をまとめ、翌週の練習で子どもたちに伝える。それをやって初めて「声だせー!」は意味をなすと思うのです。
これらはほんの一例で、大人が思っている以上に子どもには伝わっていないことが、少年野球の現場には山ほどあります。それに気づいてあげることが、未経験コーチの一番の存在意義だと思っています。経験がないからと尻込みせず、子どもたちの目線でコーチングを楽しんでください。
では、今日はこれくらいで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。